一般的な任意自動車保険にはロードサービスや示談交渉の代行サービスが付帯されている事がありますが、自賠責保険にはこれらのようなサービスは全くありません。従いまして、自賠責保険以外の保険に加入するつもりがない方がロードアシストサービス等を受けたいのであれば、JAFのロードサービスを申し込む事になります。
JAFの利用料金は会員と非会員とで大きな差があるので、3年に1度でもロードサービスを利用する場合には、入会金と年会費を支払ってでも会員になっていた方がお得になります。また、示談交渉サービスを任意自動車保険の付帯サービスに頼らずに受けたいのであれば、示談交渉を取り扱っている弁護士に依頼する事になります。
但し、弁護士から要求される報酬額は示談交渉金額による所もありますので、大きな金額の損害賠償請求になりそうな時には相応の出費が必要になる事を覚悟しておかなければなりません。
万が一に備えて任意自動車保険には加入するべき
自動車の交通事故と言うのは本人が十分に気を付けていても、他の車や予期せぬ事態によって被害に巻き込まれる事があります。被害の程度が小さければそれなりの損害で済みますが、衝突のショックで車が動かなくなったり、身体に重大な損傷が及んでしまうと、自賠責保険の補償だけでは不足するのが目に見えています。
もし、自賠責保険以外に補償が受けられない場合には、不足分は本人が補わなければなりませんので、たった1回の事故で人生が台無しになる事も十分にあり得ます。このような事態を避ける為にも、自賠責保険の他に各保険会社が取り扱っている任意自動車保険には加入しておくべきです。
任意自動車保険には交通事故に対する補償の他にも、各社それぞれに特徴のある関連サービスが設けられていますので、自分に合った最適な商品を選択する事が出来ます。また、任意自動車保険ではロードサービスや示談交渉サービスが付帯されている事も多いので、交通事故の当事者になったとしても自分だけで悩まず、保険のプロに相談しながら解決を図る事が出来ます。