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高齢者マークの表示義務違反の違反点数・反則金・罰金

公開日:
最終更新日:
平成23年2月1日から 平成23年1月31日まで
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四つ葉マーク
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もみじマーク

高齢者マークは初心者マークとは異なり、表示義務の定めはありません。従いまして、表示していないからと言って違反キップを切られたり罰則が与えられる様な事はありません。

【道路交通法】
第4章 運転者及び使用者の義務
第1節 運転者の義務
(初心運転者標識等の表示義務)
第71条の5
3 普通自動車対応免許を受けた者で70歳以上75歳未満のものは、加齢に伴つて生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるときは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けて普通自動車を運転するように努めなければならない。

但し、努力をするように促されている所はありますので、検挙されれば一定の注意を与えられる事があります。

高齢者マークの取り付け位置

高齢者マークの取り付け位置は初心者マークの取り付け位置と同じで、地上0.4m以上1.2m以内の見えやすい場所に設置する事になっています。但し、見えにくいからと言って違反になるわけではありませんので、多少のずれは気にする必要はありません。

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高齢者マークの販売店

高齢者マークは、自動車学校、運転免許試験場、免許更新センター、警察署などで販売されていますが、最近では100均ショップでも売られています。

ただし、100均ショップやホームセンターに売ってある物は、少し配色が違ったりデザインに違和感を感じる事がありますので、正規品を購入されたい方は少し高くなりますが、自動車学校などで販売されている物を買った方が良いでしょう。

対象外の人が高齢者マークを表示した場合の罰則

20歳の人が高齢者マークを付けて運転をしても違反にはなりませんので、検挙されたとしても高齢者マークを原因として違反点数が加点される事はありません。反則金や罰金についても科せられる事はありません。

しかし、他の車両を運転しているドライバーは、相手が70歳未満のドライバーであっても高齢者マークを付けているのであれば、幅寄せ・無理な割り込みをすると初心運転者等保護義務違反として違反キップを切られる事になります。

交通違反の種類 違反点数 反則金
通常 酒気帯び 大型 普通 二輪 原付
0.15mg以上
0.25mg未満
0.25mg以上
初心運転者等保護義務違反 1点 14点 25点 7000円 6000円 6000円 5000円

高齢運転者が気を付けるべき事

高齢運転者の方は若い頃に比べると身体能力や判断能力が格段に劣ってきますので、交通事故の危険性が非常に高くなります。交通事故を起こせば自分だけではなく、周囲にいる何の罪もない人までをも巻き込む事になりかねますので、色々な事に注意を払って運転しなければなりません。

高齢者の方は特に以下の事に注意するようにして下さい。

  • 追突事故を起こさないように、車間距離を十分に取りましょう。
  • 前方だけではなく周囲の交通状況をしっかりと確認して、危険を素早く察知できるようにしましょう。
  • 一時停止の標識・標示がある所では停止線の手前で一時停止を行い、危険性がないと分かった時は徐行しながら発進するようにしましょう。
  • 交差点を右折する時の事故率が高くなっていますので、右折をする時には対向車の走行スピードに気を付けて下さい。
  • 目がかすんだら付近の駐車可能場所で車を停めて、回復するまで休憩をするようにしましょう。
  • 自分が高齢者である事を周りに知らせる為にも、高齢者マークを表示するようにしましょう。

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