チャイルドシート使用義務違反は正式には「幼児用補助装置使用義務違反」と言います。6歳未満の子供を車に乗せる際には、チャイルドシートに座らせてシートベルトで固定する事が道路交通法によって義務化されています。
通常時における違反点数は1点で罰則・罰金は設けられておらず、反則金制度に関しましても適用がありません。従いまして、違反キップを切られたとしても金銭的な制裁はありません。
交通違反の種類 | 違反点数 | 反則金 | |||||
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通常 | 酒気帯び | 大型 | 普通 | 二輪 | 原付 | ||
0.15mg以上 0.25mg未満 |
0.25mg以上 | ||||||
幼児用補助装置使用義務違反 | 1点 | 14点 | 25点 |
チャイルドシートの使用が免除されるケース
以下のような場合には、チャイルドシートの使用義務が免除される事があります。
- 元々座席に座席ベルトが装備されていない場合。
- 特殊な座席ベルトでチャイルドシートに装着が出来ない場合。
- 乗車人数が多くて、幼児全てのチャイルドシートを固定する事が出来ない場合。
- 病気の療養上、チャイルドシートの使用が適当でない場合。
- 著しく肥満していたりその他の身体の状態によって、首のすわっていない幼児を幼児用のチャイルドシートに乗せる事が出来ない場合。
- 幼児の日常生活に不可欠な授乳やおむつの交換をしている場合。
- バス・タクシー・緊急自動車・その他緊急を用する場合(※但し、幼児の送迎バスは免除されない)。
一般旅客自動車運送事業の用に供される自動車である路線バス・貸切バス・タクシーなどであればチャイルドシートの使用義務が免除されますが、友人の車や親の車の場合には免除はありませんので注意して下さい。
チャイルドシートの種類
チャイルドシートは主に「乳児用」「幼児用」「学童用」の3種類があります。それぞれの年齢層に合わせた作りにはなっていますが、使用者によって体の大きい小さいがありますので、シートベルトがきちんと固定できるサイズを選ぶようにしましょう。
チャイルドシートの種類 | 選択する際の目安 | |||
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年齢 | 身長 | 体重 | ||
新生児・乳児用ベビーシート | グループ0 | 新生児~生後9カ月 | 70cm以下 | 10kg未満 |
グループ0+ | 新生児~生後15カ月 | 70cm以下 | 10kg未満 | |
幼児用チャイルドシート | グループⅠ | 生後9カ月~4歳 | 65~100cm | 9~18kg |
学童用ジュニアシート | グループⅡ | 3歳~7歳 | 95~135cm | 15~25kg |
グループⅢ | 5歳~12歳 | 95~135cm | 22~36kg |