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あおり運転に該当する7つの行為

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あおり運転に該当する主な行為は以下の通りです。悪意を持ってあおり運転をする人はこれらの行為の他にスピード違反をしていることがほとんどです。

  1. 車間距離不保持
  2. 急ブレーキ禁止違反
  3. 進路変更禁止違反
  4. 追い越し違反
  5. 減光等義務違反
  6. 警音器使用制限違反
  7. 安全運転義務違反

車間距離不保持

車間距離不保持とは前方の自動車に必要以上に接近して、ドライバーを威圧するような行為のことです。高速道路で追い越し車線を走っていると、後ろから猛スピードで追いついてきた自動車がこの行為をしているのをよく見かけます。

一般的には追いつかれた車が車線変更をして道を譲りますが、中には追い付かれたことに気づかず、そのまま非常に危険な車間距離で走っていることもあります。

また、トラックなどの大型車は十分な車間距離を取らずに走っていることが多いです。出来るだけスピードを落とさずに走りたいのか知りませんが、後ろから寄ってこられた方は本当に怖くてたまらないのでやめていただきたいです。

急ブレーキ禁止違反

急ブレーキ禁止違反とは正当な理由もなく急ブレーキを踏む行為の事を言います。当たり屋が保険金目当てにする行為の一つです。

ターゲットとなる自動車の前方に位置して、わざと減速して車間距離を詰めたら一気に急ブレーキを踏んで追突させるのが狙いです。交通事故の処理では一般的に追突したほうが悪いと判断されるので、何の証拠もなければ泣き寝入りになる事もあります。

ただ、現在ではセーフティドライバーにとって素晴らしい機能を持ったドライブレコーダーがありますので、これを設置・作動させていれば急ブレーキ禁止違反をされても泣き寝入りせずに済みそうです。

進路変更禁止違反

進路変更禁止違反とは方向指示器を出さずに突然進路変更をして、後続車に急ブレーキを踏ませたり急ハンドルを切らせたりする行為の事を言います。

面倒くさいのか何なのかよくわかりませんが、周りを確認せず、方向指示器も出さずに進路変更をしている人をよく見かけます。交通量の多いところではこのような行為をしている人がとても多いです。

もしあおり運転のつもりはなくても、ドライブレコーダーや防犯カメラで確認されればあおり運転だと受け取られかねません。進路を変更する際は必ずウィンカーを使うように心がけましょう。

追い越し違反

追い越し違反とは追い越しが禁止されている場所で追い越す行為をしたときのことを言います。例えば高速道路では左車線から右側の車を追い抜くと追い越し違反になることがあります。

他にも一般道路・高速道路共に後方の自動車が追い抜こうとしているのを妨害する行為や、追い抜いた後で後方の車の走行を妨害する行為などは追い越し違反となります。

減光等義務違反

減光等義務違反とは他の車両の走行を妨げるようなライトの使い方をする行為を言います。前方の車が遅いからと言って後方からハイビームで早く走るように威圧する行為もこの違反に該当します。

とは言え、夜間はハイビームでの走行が義務付けられているため、前方に車がいるにもかかわらずうっかりそのままハイビームで走行しているケースも良くあります。

する方に悪気はなくても、された方はまぶしくて非常に不快な思いをしているので、夜間であっても前方に車がいるときはハイビームをやめてください。

警音器使用制限違反

警音器使用制限違反とは執拗にクラクションを鳴らして相手を威嚇する行為の事を言います。クラクションを使用してはいけない場所というのはありませんが、むやみに使用すればこの違反行為に接触します。

危険を防止するために使用した場合はこの違反に該当しませんが、あおり運転をした人がこのような言い訳をしてもドライブレコーダーなどの記録を確認すればどちらが悪いかは一目瞭然です。

安全運転義務違反

安全運転義務違反とは安全運転の義務を怠る行為の事を言います。こう言ってしまうと非常に抽象的で、交通警察の判断次第では何でも違反になってしまいそうですが、まさに何でも違反になってしまうと思って運転したほうが良いでしょう。

道路交通法に違反行為として特に定義されていないような事でも、その運転が一般的に安全でないと警察官が判断すれば安全運転義務違反になります。あおり運転によくある幅寄せ行為はこの違反に該当します。

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