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自賠責保険の保険金が下りるまでの流れ

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交通事故発生から自賠責保険の保険金が下りるまでの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 交通事故発生(損害発生)
  2. 保険金請求(加害者または損害保険会社に対して)
  3. 事故調査(損害保険料率算出機構による損害の調査)
  4. 示談交渉(賠償額の確定)
  5. 保険金支払

保険金請求から保険金支払いまでは約1か月かかります。事故調査や示談交渉に時間がかかるとその分だけ保険金支払いまでの期間が延びることになります。

交通事故発生

交通事故が発生した直後はどちらが被害者・加害者なのかはハッキリとしないことがほとんどですが、どちらにしても負傷者の救護活動や警察への報告などを行います。

保険会社にも連絡をして、保険対応できるところは保険会社に任せましょう。

⇒交通事故の初期対応の流れ

保険金請求

通常は加害者に対して保険金を請求します。加害者が保険金の請求に応じない場合は、加害者が加入している保険会社に対して損害賠償請求をすることが出来ます。

保険金の請求方法によって必要な書類がことなりますので、どのような書類を用意しなくてはいけないのか確認しておきましょう。

⇒自賠責保険の請求の種類

事故調査

保険金の請求を加害者または被害者から受けた保険会社は、「損害保険料率算出機構」に損害の調査を依頼します。

損害調査は機構の自賠責損害調査事務所という組織が公正・中立に行い、依頼主である保険会社に調査結果を報告します。

示談交渉

事故調査報告に基づいた保険料について請求者と保険会社とで話し合いを行い、お互いが納得すれば示談書にサインをして示談交渉成立となります。

この時、どちらかが納得いかずに裁判による解決を求めるのであれば訴訟を起こすこともできます。

保険金支払

示談成立または紛争等による決着がつけば保険金が支払われることになります。

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