駐停車禁止場所等や駐車禁止場所における停車違反を含む駐車違反には、放置駐車違反と駐停車違反の2種類があります。

放置駐車違反は運転手が近くにおらず、違反車の移動がすぐに出来ない時に適用があります。駐停車違反の方は、違反車の移動がすぐに出来る時に適用があります。

反則金を納めなかった場合の罰則は、放置駐車違反が15万円以下の罰金で、駐停車違反の場合は10万円以下の罰金となっています。

交通違反の種類 違反点数 反則金
通常 酒気帯び 大型 普通 二輪 原付
0.15mg以上
0.25mg未満
0.25mg以上
放置駐車違反 駐停車禁止場所等 3点 2万5000円 1万8000円 1万円 1万円
駐車禁止場所等 2点 2万1000円 1万5000円 9000円 9000円
駐停車違反 駐停車禁止場所等 2点 14点 25点 1万5000円 1万2000円 7000円 7000円
駐車禁止場所等 1点 14点 25点 1万2000円 1万円 6000円 6000円
高齢運転者等専用場所等に高齢運転者等標章自動車以外の車が駐停車した場合は、違反点数に変わりはありませんが、反則金額がそれぞれ2000円上乗せされます。

放置駐車違反の方に酒気帯びの違反点数が設定されていないのは、「駐車=運転中ではない」と言う理由からそうなっているのではないかと思いますが、それならば酒気帯びの状態で駐停車違反として検挙されるよりも、アルコールが抜けるまで時間を明けてから放置駐車違反で出頭した方が処分が軽くなりそうです。

駐車と停車のボーダーラインの目安

駐車と停車の定義で良く勘違いされている事に、運転手が乗車しているかいないかと言うのがありますが、たとえ運転席に人が乗っていて直ちに運転ができる状態であったとしても、以下のような理由によって継続して止まっている場合には駐車となります。

  • 故障で止まっている。
  • 荷物の積み下ろし・積み込みで止まっている。
  • 客待ち・人待ちで止まっている。

停車の状態と言うのは駐車以外の理由で止まっている事を言いますので、例えば以下のような場合は停車と判断されます。

  • 人の乗り降りの為に止まっている。
  • 駐車場に入る為に止まって並んでいる。

警察以外で駐車違反の取り締まりをしている人

警察以外で駐車違反の取り締まりをしている人の事を「駐車監視員」と言います。駐車監視員は警察署長から放置車両確認事務を委託された民間法人の従業員の事で、本当の公務員ではありませんが、放置違反車両の取り締まり業務を行っている最中はみなし公務員として扱われます。

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公務員とみなされている時に駐車監視員に対して暴行や脅迫行為をすると、公務員の時と同じように公務執行妨害罪が成立します。また、駐車監視員の方も違反行為を見逃す見返りとして金品を受け取るなどすれば、贈収賄罪が成立する事になります。

レッカー移動される基準

放置駐車違反をしている車が消化栓の前にあったり、交差点や車両の往来が多い場所で邪魔になっている時などは速やかにレッカー移動が行われます。一方で、特に危険性や緊急性が高くないような場合にはレッカー移動が行われる事はありません。

また、地域によっても異なりますが、レッカー移動の多くは民間業者に委託されていますので、夜間や早朝などの時間帯によっては、レッカー移動が開始されるまでに時間がかかる事もあります。

尚、レッカー移動された場合には、反則金とは別にレッカー代と違反車両の保管料が請求される事になります。レッカー代は移動距離によっても料金が異なりますが、1万3000円~1万5000円あたりが相場と言われています。もし、反則金が1万5000円だったとすると、保管料も合わせて合計3万円程度の出費になる事が予想できます。

反則金 1万5000円
レッカー代 1万3000円
保管料 1時間600円
合計 約3万円

駐禁マーク

駐停車禁止 駐車禁止
444-1 444-2

駐停車禁止場所は以上の標識の他にも、

  • トンネル内
  • 交差点とその側端から5m以内の部分
  • 道路のまがり角から5m以内の部分
  • 横断歩道・自転車横断帯とその側端から前後に5m以内の部分
  • 安全地帯の左側とその前後10m以内の部分
  • バス・路面電車の停留所の標識板(標示柱)から10m以内の部分
  • 踏切とその側端から前後10m以内の部分
  • 軌道敷内(路面電車の線路内)
  • 坂の頂上付近や勾配の急な坂道

などがあります。

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