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任意自動車保険の保険金は被害者と加害者のそれぞれの過失割合に応じて過失相殺が行われた後に支払われます。

過失相殺例をいくつか作りましたので保険金がどのように支払われるか計算してみましょう。

  • 損害額が同程度で過失割合が4:6
  • 被害者が受けた損害額が大きくて過失割合が1:9
  • 加害者が受けた損害額が大きくて過失割合が3:7

損害額が同程度で過失割合が4:6

Aさんの車の損害額が50万円、Bさんの車の損害額が40万円で、Aさんの過失割合が40%、Bさんの過失割合が60%の時、それぞれが負担する損害賠償額は以下のようになります。

Aさんが負担する損害賠償額
40万円(AさんがBさんに与えた損害)×40%(Aさんの過失割合)=16万円
Bさんが負担する損害賠償額
50万円(BさんがAさんに与えた損害)×60%(Aさんの過失割合)=30万円

計算した結果、AさんはBさんに対して損害賠償として16万円を支払わなければなりません。そしてBさんはAさんに対して損害賠償として30万円を支払わなければなりません。

この時お互いに損害賠償のやり取りを行うのは面倒なので、過失によって生じた損害を相殺します。

相殺すると「30万円-16万円=14万円」となり、今回の場合はBさんがAさんに14万円を支払うことで損害賠償のやり取りが1回で終わります。

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被害者が受けた損害額が大きくて過失割合が1:9

Aさんの車の損害額が200万円、Bさんの車の損害額が50万円で、Aさんの過失割合が10%、Bさんの過失割合が90%の時、それぞれが負担する損害賠償額は以下のようになります。

Aさんが負担する損害賠償額
50万円(AさんがBさんに与えた損害)×10%(Aさんの過失割合)=5万円
Bさんが負担する損害賠償額
200万円(BさんがAさんに与えた損害)×90%(Aさんの過失割合)=180万円

計算した結果、AさんはBさんに対して損害賠償として5万円を支払わなければなりません。そしてBさんはAさんに対して損害賠償として180万円を支払わなければなりません。

お互いの損害賠償額を相殺すると、加害者であるBさんが被害者のAさんに対して175万円支払うことで損害賠償が終わります。

加害者が受けた損害額が大きくて過失割合が3:7

Aさんの車の損害額が60万円、Bさんの車の損害額が300万円で、Aさんの過失割合が30%、Bさんの過失割合が70%の時、それぞれが負担する損害賠償額は以下のようになります。

Aさんが負担する損害賠償額
300万円(AさんがBさんに与えた損害)×30%(Aさんの過失割合)=90万円
Bさんが負担する損害賠償額
60万円(BさんがAさんに与えた損害)×70%(Aさんの過失割合)=42万円

計算した結果、AさんはBさんに対して損害賠償として90万円を支払わなければなりません。そしてBさんはAさんに対して損害賠償として42万円を支払わなければなりません。

お互いの損害賠償額を相殺すると、被害者のAさんが加害者のBさんに対して48万円支払うことになりました。

このように場合によっては被害者が加害者に対して損害賠償を支払うこともあります。

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