446118

物損事故の損害賠償を構成しているものは破損した物の「修理または買い替えに係る費用」、店舗などが破損して営業できなくなった場合は「休業損害」、稀に「慰謝料」などがあります。

  • 修理または買い替えに係る費用
  • 休業損害
  • 慰謝料

それぞれの損害賠償金額の考え方は以下の通りです。

修理または買い替えに係る費用

自動車事故によって破損するものは様々です。一番多いのが自動車の破損ですが、それ以外にも積荷が破損したり道路付近の設置物に衝突したりすればガードレールや電柱なども損壊します。

これらが修理できる範囲の損壊であれば、その修理費用が損害賠償対象となります。もし代車が必要ならその使用料も修理費として計算します。

積荷が全損してそれらを廃棄する必要があれば、積荷の買い替え費用は当然として処理費用も買い替えに係る費用として計算します。

ハコスカ(スカイライン HT 2000GT)と呼ばれる旧車のようにアンティークに近いものの損壊は、低下した評価額も修理費用として計算します。

買い替えの場合は単純に全損したものと同じ物を購入する際に係る費用全額が損害賠償の対象になります。

例えばガードレールや電柱等の買い替えに係る費用は以下の通りです。

スポンサーリンク
商品名 商品単価 別途関連費用
ガードレール 5,000円~10,000円/m 工事のための警備員派遣料や道路使用許可申請費用等が別途必要になります。
カーブミラー 20,000円~40,000円/基 既存カーブミラーの撤去費、埋設工事費等が別途必要になります。
信号機 140,000円/台 既存信号機の撤去費、取り付け工事費等が別途必要になります。
信号機制御装置 2,000,000円/台 既存信号機制御装置の撤去費、取り付け工事費等が別途必要になります。
電柱 数万円~150,000円/本 既存電柱の撤去費、埋設工事費等が別途必要になります。
清涼飲料水の自動販売機 800,000円~2,000,000円/台 破損した商品の処理費、取り付け工事費等が別途必要になります。
ゲートバー 20,000円/本 既存ゲートバーの撤去費、取り付け工事費等が別途必要になります。
駐車券発券機 3,000,000円/台 既存駐車券発券機の撤去費、取り付け工事費等が別途必要になります。
駐車料金精算機 6,000,000円/台 既存駐車券発券機の撤去費、取り付け工事費等が別途必要になります。

休業損害

店舗などが破損して営業ができなくなった場合は、営業できなくなった日から営業開始日まで、通常の1日あたりの売り上げではなく利益を休業損害として考えることがあります。

休業することが死活問題となるような店舗の場合は、修理後の開店を知らせる宣伝費も損害賠償として認められることがあります。

慰謝料

通常、物損事故の損害賠償に慰謝料は含みません。もちろん絶対に含まれない・含まない・含んではいけないと決まっているわけではないので、思い入れのある物が破損して精神的な苦痛を受けた場合は請求しても問題ありません。

むしろ精神的苦痛を受けたのであれば請求すべきであり、当たり前に支払われるべきだと思います。

⇒物損事故で認められた慰謝料の判例

スポンサーリンク