交通事故の現場に警察官が来ると現場検証が始まります。現場検証の内容は、損害賠償の割合や裁判時に重要視される実況見分調書に反映されますので、質問に対して答える時には十分な注意が必要です。

現場検証の際に注意すべき事は、主に以下の3つです。

  • 嘘を付かない事
  • よく覚えていない時は曖昧に答えない事
  • 調書の内容に納得がいかなければ署名・押印を拒否する事

嘘を付かない事

嘘をつくだけなら罪に問われる事はありませんが、嘘をついた事で誰かに損害を与えたり不利益になってしまうと、損害賠償を請求されたり、刑法による処罰を与えられる場合があります。

自分にとって有利になりそうな事でも、真実ではない事をあたかも真実のようにふるまう行為は後から自分自身の首を絞めることにもなりますので、質疑応答の際には注意して発言を行って下さい。

よく覚えていない時は曖昧に答えない事

人の記憶はいい加減で、たった数分前の事でも忘れてしまいがちです。特に、交通事故などで軽いパニックを起こしている時には、心臓がドキドキして自分でも何を言っていいのか分からない時があります。

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相手の誘導で曖昧に発言をしてしまうと、損害賠償や罰則に対して不利な方向に働く事があります。

質問に対して何を答えて良いのか分からない時や良く覚えていない時は、「覚えていないから思い出したら答える」とか「何を言っていいのか分からないから落ち着いたら答える」などとして、質疑応答から一旦離脱するようにしましょう。

損害賠償額が大きくなりそうな時や複雑な交通事故の場合には、弁護士に相談をしてから改めて実況見分を受けるようにしましょう。

調書の内容に納得がいかなければ署名・押印を拒否する事

交通事故直後は誰でもパニックに陥りやすいものです。しかし、現場検証はパニック状態の時に始まりやすいので、調書の内容が思いのほか不適当になっている事があります。

それでも現場検証の際に行われる実況見分調書の作成後には、作成した調書への署名・押印を求められる事になります。

納得できていないのに署名・押印をして、後からその事に対して文句を言っても受け付けてもらえない事がありますので、実況見分調書の内容に納得がいかない時は署名・押印を断固拒否して下さい。

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